「海外の高校には行きたいけど、どうすればいいかわからない。」そんな人のために、留学準備を始める7つのステップをご紹介します。準備は早ければ早いほど良いので、今すぐチェックしましょう!
海外の高校に行くための7ステップ
海外高校留学の準備は、以下のようにスタートします。それぞれのやり方はこのページで説明しているので、ぜひ参考にしてください。
海外の高校の費用を知る
海外の学校へ行くメリット・デメリットを知る
親の協力を得る
留学する国を決める
留学エージェントに相談する
入学方法を調べる
英語の勉強をする
海外の高校の費用を知ろう
まずは、本当に高校留学に行くべきかを考えてみましょう。その時に参考になるのが費用です。
高校留学の費用は国によって違いますが、基本的に日本で高校進学するよりも高いです。学費と滞在費、渡航費を含めると1年で200~600万円ほどかかります。日本で高校進学する場合は公立で45万円、私立でも100万円ほどなので、倍以上の値段です。高い費用をかけてでも、海外の高校へ行く意味があるのか、海外だからこそできることは何かを想像してみましょう。
費用についてもっと詳しく調べたい人は、以下のホームページも参考にしてください。
- アメリカ高校留学の費用
- カナダ高校留学の費用
- イギリス高校留学の費用
- オーストラリア高校留学の費用
- ニュージーランド高校留学の費用
海外の高校へ行くメリット・デメリットを知ろう
高校留学に行くべきか考えるには、メリットとデメリットを知ることも大切です。特にデメリットをよく調べ、留学は自分にとって本当に価値があるのかを考えてみましょう。
海外の高校へ行くメリット
語学力があがる
高校留学をすると、日常生活で使う英語がスラスラ話せるようになるでしょう。また学校の授業がわかる英語力が身に付くため、海外での大学進学や就職も目指せます。
英語が使えると、エンターテインメントや情報の幅も広がります。吹き替えや字幕が無くても映画が楽しめたり、海外のサイトで買い物が出来たりと、自分の生活が豊かになります。
視野が広がる
留学中は様々な異文化体験をするため、自分とは違く考え方や生き方を知ることが出来ます。「○○の時は△△しなければならない」という固定概念が崩れるので、視野がぐんと広がるでしょう。
また海外で勉強していると 、進路に関する情報やコネクションが手に入るチャンスも。大学進学や就職で世界に目を向けられるため、人生の選択肢が増えます。
自信がつく
留学は大変です。大きなチャレンジの連続です。英語で勉強や生活をすることは想像以上に難しく、困ったり悔しがったりすることがたくさんあります。
しかし高校留学が終わる頃には英語だけでなく、自分で問題を解決する力やコミュニケーション能力などが身に付いているでしょう。この成果は大きな自信となり、大学進学や就職など人生の頑張りどころでエネルギーになります。
海外の高校へ行くデメリット
費用が高い
高校で留学をすると、1年間で200~600万円の費用がかかります。これは日本の高校へ行く費用の倍以上です。
しかし高校留学では、英語で生活や勉強ができるようになります。海外生活を通して、自分で調べたり行動したりするスキルも鍛えられます。これらは日本の高校生活では、なかなか得られないものです。
入学までに時間があく
海外の高校の新年度は、9月や2月にあります。進学の前に英語を勉強する場合は、その時間も必要です。そのため日本の中学校を卒業してから高校に入学するまでに、時間があくことがあります。
ただし数か月~1年のギャップは、今後の人生において大きな問題ではありません。大学入試も就活も複数の開始時間があったり、帰国子女向けの枠があったりしますので、安心してください。
身の回りのすべてが変わる
留学では勉強から生活まで、全てのことが変わります。話す言語や生活スタイル、コミュニケーションの取り方、困ったときの対応、食事のメニューなど、今までの当たり前が通用しない場面が多いでしょう。
だからこそ、留学では大きく成長できます。またこの変化を乗り越えたことが、自信につながります。
親の協力を得よう
費用やメリット・デメリットを知ったうえで「それでも高校留学したい」と思ったら、次のステップは保護者に協力をお願いすることです。
高校留学にはお金がかかるため、金銭的なサポートが必要です。また入学や海外渡航の手続きを、ひとりでやるのは難しいでしょう。留学準備や英語の勉強に集中できる環境も、作らなければなりません。これらには、お父さんやお母さんの協力が必要です。
高校留学に行くと決めたら、両親とよく話し合いましょう。先に紹介した留学費用やメリット・デメリットが、話し合いのときに役立つはずです。
留学する国を決めよう
高校留学の時期や進学の方法、準備すべきことは国によって異なります。留学に行くと決めたら、早めに留学先の国を決めましょう。国を決めるとき以下のポイントを見ると、最適な国が見つかります。
- 国民性や雰囲気
- 話されている英語の特徴
- 気候
- 安全性
- 費用
- 日本からの行き方
- 日本との時差
- できるアクティビティ
高校留学ができる国
留学先は人気な国から選ぶのもおすすめです。以下は日本人の留学先として、特に人気な5か国です。
アメリカ
日本人の留学先で毎年人気No.1!学校や選択科目が豊富で、自分が本当にやりたいことができる国です。
カナダ
豊かな自然と穏やかな国民性で、過ごしやすいのがポイント。公立の高校に通えるため、留学費用がリーズナブルです。
イギリス
西洋の雰囲気を味わいながら、優雅な高校生活を。ボーディングスクールの教育は世界トップレベルで、さまざまな国から留学生が集まっています。
オーストラリア
ユニークな自然と温暖な気候でスローライフを満喫!アクティビティが充実しており、勉強もレジャーも楽しめる国です。
ニュージーランド
留学生の受け入れに寛容で、留学費用もリーズナブル。治安が良く国民性も穏やかで、未成年の留学でも安心です。
留学エージェントに相談しよう
入学手続きやビザ申請は、英語で行います。留学生本人や保護者の方だけでは、とても難しい作業です。そのため留学エージェントに相談するのがおすすめです。
留学エージェントは留学プランの提案や入学手続き・ビザ申請のサポート、留学準備のアドバイス、無料英会話コースなどを行ってくれます。英語小論文の添削や面接の練習など、出願の対策もばっちりです!留学の準備に不安がある人や、準備をスムーズに行いたい人は、ぜひ相談してみてください。
相談する時は留学したい学年や行きたい国、自分の英語レベルなどを伝えるのがポイントです。
高校留学について相談してみる
入学方法を調べよう
行きたい国が決まったら、留学時期や学年、出願の時に必要なものなどを調べましょう。留学エージェントを利用する人は、担当カウンセラーに聞いたりアドバイスをもらったりするのがおすすめです。
日本と海外の教育制度の違い
教育制度の違いは、留学の時期や入学する学年に影響します。
学校が始まる時期は、国によって異なります。アメリカやカナダ、イギリスは9月、オーストラリアとニュージーランドは2月です。日本の中学校を卒業した後、高校入学まで時間があきますが、その間は留学準備や英語の勉強をしましょう。
学年の区切り方も、国によってさまざまです。例えばアメリカでは小学校が1〜5年生の5年間、中学校が6〜8年生の3年間、高校が9〜12年生の4年間となっています(※)。高校1年生から留学する場合、アメリカでは高校2年生に入学することになります。ただし英語力や勉強内容によっては、学年を一つ落として留学するなどの対策が必要です。詳しくは留学カウンセラーにアドバイスをもらいましょう。
※アメリカの場合、学年の区切り方は州によって異なります
海外の高校の出願方法・出願条件
高校の出願に必要なものは、一般的に以下のとおりです。
- 中学校の成績証明書(英訳)
- 中学校の卒業証明書(英訳)
- 英語力の証明書(TOEFLやIELTSなどのスコア)
- 志望動機の英語小論文
- パスポートのコピー
学校によって提出すべき書類や合格ラインの成績、必要な英語力は異なります。また学校によっては面接(インタビュー)や入学試験を行うところもあります。出願するときは保護者の方や留学カウンセラーと一緒に、しっかり確認してください。
英語の勉強をしよう
海外の高校に出願するには、英語力の証明が必要です。証明にはTOEFLやIELTS、英検のスコアを提出します。学校によって受けるべきテストが異なるため、勉強を始める前に確認しましょう。
テスト対策だけでなく、日常英会話も大切です。留学中はすべてのことが英語になります。特にスピーキングとリスニングを勉強しておきましょう。
中学・高校留学センターの無料英会話レッスン
英語の勉強は聞く・話すといった実践が大切です。中学・高校留学センターでは、弊社を通して学校にお申込みいただいた方に、無料英会話レッスンを実施しています。渡航するまで何度でも受けられるレッスンです。ぜひご利用ください!
海外の高校Q&A
- 交換留学とはなんですか?
- 学校や支援団体を通し、異文化交流を目的に留学することです。期間は1年ほどで、留学先は参加する留学プログラムによって決まっています。学費や滞在費は免除となる場合が多いですが、募集人数が限られていたり、参加に優秀な成績や英語力が求められたりと、ハードルが高い留学です。
- 私費留学とはなんですか?
- 自分が勉強したいことを学ぶための留学です。費用は自己負担ですが、留学先や期間が自分で決められるほか、複数の学校に出願できるなど、自由度が高いことがメリットです。
- 海外の高校に偏差値はありますか?
- 海外の高校に、偏差値という概念はありません。高校のレベルは、難関大学への進学率が高いほど上がります。
- 高校の見学はできますか?
- 学校によっては可能なので、留学エージェントにお問い合わせください。またお試し留学としてサマースクールや、春休み・冬休みの短期留学もおすすめです。
- 高校留学の滞在先はどこですか?
- 学校によって違います。アメリカやイギリスでボーディングスクール(全寮制学校)に通う場合は、学校の寮に滞在します。寮がない学校に通う場合は、ホームステイに滞在します。留学先に家族や親戚の方がいる場合は、そのご家庭での滞在も可能です。詳しくは滞在方法の種類もチェックしてください。
- 日本の高校と海外の高校の違いはなんですか?
- 最も大きな違いは、授業スタイルです。海外ではディスカッションやプレゼンテーションなどが多く行われます。積極的に授業に参加する姿勢や発言の多さが、好成績のポイントです。
- 海外の高校に部活はありますか?
- 国によって異なります。例えばアメリカには部活がありますが、季節によって違うスポーツをしたり、複数のクラブに入ったりできます。部活がない場合は、地域のスポーツクラブに参加できます。また活動は週に1〜2回です。
- 高校で留学をした場合、日本の大学進学に影響はありますか?
- 留学した国や、大学進学の方法によります。例えばアメリカの高校の卒業時期は6月なので、日本ではすでに新年度が始まっています。年内に進学したい場合は帰国子女枠がある大学を受験し、9月に入学します。通常の入試をする場合は、翌年の4月まで進学を待ちます。一方でオーストラリアやニュージーランドでは12月に高校を卒業できるので、翌年の4月に日本の大学に進学できます。
- 中学校で不登校でも、高校留学はできますか?
- 可能です。ただし出席日数は合否判定に影響するため、入学できる学校が限られます。
最後に-目的を明確にしよう
高校留学を成功させる秘訣は、早めの準備です。まずはご紹介した7つのステップに挑戦し、留学へのスタートダッシュをきめましょう!
そして同じくらい大切なのが、目的をもつことです。高校留学をすると、英語ができるようになります。自立心も自然と身に付きます。しかし目的がないと、なんとなく海外で高校生活をして終了です。留学経験を大学入試や就活でアピールするのは難しいでしょう。
「留学で〇〇したかったので、△△を頑張って、結果◇◇ができるようになった。」
留学が終わったとき、このような説明ができるのが理想です。またこのように思えることは、自信や留学の満足度にも影響します。ぜひ目的をもって、高校留学を成功させてください!