Education System

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学力スコアが高いのには理由があります

OECD(経済協力開発機構)が進めている、PISA(学習到達度調査)のスコアによると、カナダは、主要な英語圏では、読解力、科学、数学の3つ全てでトップ。ここから教育水準の高さが伺えます。日本と比較すると科学は互角、読解力では日本を引き離して上回っています。移民の国であるカナダでは英語を母語としない子供たちもいる中でなぜこのような高い教育水準を維持することができるのでしょうか?
ここではカナダの教育に対する取り組みや教育制度を見ていきましょう。

カナダの教育制度の特徴

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公立学校のクオリティが高い

カナダは公立の学校に留学できる珍しい国です。そのため、私立校への留学に比べて費用を抑えることが可能です。カナダ人は95%の方が公立学校に就学します。公立学校は各州の教育省によって管理されており、高い質を保っています。公立学校でクオリティの高いプログラムを留学生も享受できることはとても大きなメリットです。
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選択できるプログラムが膨大

カナダのユニークな教育の1つに幅広い選択科目が挙げられます。例えば音楽の授業では、ギタークラス、作曲クラス、ブラスバンドのクラス等と具体的に分けられています。またロボット工学やプログラミング、起業ビジネスといった日本ではあまり見受けられない授業も多いです。ダンスやベーキングなども人気の科目です。
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英語のサポート授業がある

多民族国家であるカナダにおいて、第一言語が英語でない生徒向けのサポートクラスも重要です。留学生はELLと呼ばれるクラスで英語を勉強しながら、徐々に本科プログラムに合流します。入る学年にもよりますが、事前に高い英語力は求められません。もちろん、英語力をあげるには日常不断の努力が必要ですが、サポート体制がカナダでは整っています。この点もカナダが多くの留学生に選ばれる理由の1つです。
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スタディイヤーについて

9月上旬から翌6月下旬までをスタディイヤーと呼びます。この約10か月を1学年として公立学校ではカウントします。
アメリカと同じく、9月に入学式、6月に卒業式となります。
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リニア制とセメスター制

公立学校の高校は「リニア制」と「セメスター制」に分けて運営されています。

この二つの制度は単位の取り方に違いがあります。カナダでは1年間で8科目を履修して単位を取得します。
リニア制は1年間かけて、その8科目を勉強します。一方でセメスター制では前期に4科目、後期に4科目勉強します。

どちらの制度が良い、というわけではありません。それぞれのメリット、デメリットを捉える必要があります。
リニア制では時間をかけて勉強していく為、授業についていきやすいと言われています。そして、セメスター制ではペースが早いものの途中で科目を変えたり、再挑戦できるチャンスがあります。
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卒業について

カナダの高校卒業はディプロマの取得です。3年間在籍していれば自動的に卒業できるわけではありません。ディプロマの基準を満たす単位を主体的に取得する必要があります。

そして卒業に必要な単位や要件は州ごとに異なります。
例えば、ブリティッシュコロンビア州では80単位の取得が必要です。また、オンタリオ州では単位とは別に社会奉仕活動も必須項目に入っています。
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単位取得について

必修科目、選択科目が各学年レベルで用意されています。

Grade 11以降になると将来を考えたプログラムになっていきます。
大学進学希望者、就職希望者によって選ぶべき単位も異なります。

選択科目は学校のカウンセラーと相談をしながら選択します。その際は自分の将来像やキャリアプラン、興味があることに沿って適切な科目を選びます。

カナダでは将来のキャリアプランを具体的に検討します。また大学を志望する生徒は何を学び、研究したいかを考える為、漠然と大学に行くということもあまりありません。


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